NC750X LDにて北海道ツーリングへ その1

NC750X LDにて北海道ツーリングへ その1

2014年10月10日 | NC750

小樽港3台_01

ツーリングにはテーマが必要…

9月、NWJCの高田さんが予定していた、カブ110NWJCコンプリート北海道ツーリングに一緒に行くことを目論んでいました。しかしスラクストンに乗るSさんが、初めての北海道ツーリングに行くことになり、高田さんはVTR-Fにスイッチして出掛けるとのことで、またの機会にと連絡が。

しかし、7月の東北ツーリングに参加して以来、一緒に走ることで色々と勉強になることが沢山あると実感しましたので、是非とも付いていきたく、試乗車のNC750X LDに乗っていくと伝えると、「観光めぐりか、食べ歩きかね・・・」と返事が返ってきました。

十和田湖展望5台 東北雨の中5台

要はオートバイ屋として明確なテーマが必要だということのようでしたが、何のために?と、聞かれると、はっきりとしたテーマは・・・・・・。

振り返って見ると、メーカー主導の雑誌などの情報に流されて、バイク業界全体がそうであったように、流行りのボルトオンパーツを取り付け、観光地巡りか、美味いモノを食べることを目的にして走ることばかりしていました。

ひとまず、NWJCさんで企画している、ダールのパニアケースをホンダNC700Xに取り付けるためのフィッティングKITの試作品を、NC750X LDに取り付けてテストする役割を頂きました。キャンプの予定もあるロングツーリングには、たくさんの荷物の積載は必須です。

NCダールパニア後方

ダールBOXにこだわる理由

NWJCさんが、ずーーっとダールBOXを使っているのには、実体験から得たこだわりがフィードバックされているためです。柔らかいアルミ製のダールBOXは、転倒してしまった場合、BOXの側面が凹むことがあります。BOXが凹むおかげで、フィッティングキットやシートレールなどフレームにダメージがなく、車両を走らせ続けることができるのです。

スクランブラー ダールパニア

また、硬いパニアケースの場合、転倒すると、ひび割れたり、底が抜けたり、全体が変形して蓋が閉まらなくなる場合があります。しかし、ダールBOXは、凹んだ箇所も簡単に押し出すことができ、修正も簡単なので、ツーリングを続けて楽しむことができます。上開きの蓋なので、荷物の出し入れがし易く、歪んで蓋か閉まらなくなったり、密封性が損なわれることが少なく、まさにロングツーリングには欠かせない逸品です。

NWJCオリジナルのスクランブラーやボンネビルにダールBOXを装着しているのは、車体に優しいことと、積載時の安定性にもこだわっていることがうかがえます。

そのことは、私のカミさんが、ダールBOXを取り付けたトライアンフ ボンネビルSEで北海道の林道に迷い込み、転倒を何度も繰り返して実証済みです。

SEダール凹み(1)

NC750X LDの足回りについて

NC750X LDでの北海道ツーリングに参加するにあたり、高田さんから、ノーマルのNC700XはFサスペンションなどに問題があるので、随分前に対策をし、ロングツーリングを楽しめる仕様に仕上げてみえることを聞いていました。

いくつかセッティングのアドバイスを頂いていたのですが、長距離を走り続ける事で、スタンダードの車両がどの様に変化して、どんなフィーリングになるのかを自分自身で実体験したくて、フロントのプリロードアジャスターだけ取り付けた状態で行くことにしました。

その他、HONDA・G3のナビなど、北海道ツーリングに欠かすことのできない機器の充電のためのUSB用電源などを取り付けました。

NCハンドル回り_01

NC750X LDの走行距離はまだ4500Km。フロントタイヤの残り溝は全然大丈夫なのに、リヤタイヤは、すでにスリップサインが出かけていたので、新車装着D社のリヤタイヤは交換していくことにしました。

NCメーター_01 NCダンロップリヤタイヤ_01

VTR-Fからバイク屋のコダワリを垣間見る

高田さんとは、30年近い付き合いをして頂いていますが、北海道ツーリングに一緒に行ったことは一度もありません。7月の東北ツーリングでは、ロングツーリングを初めて一緒に走りましたが、参加された方々のスクランブラーの仕上がりと、共にツーリングを楽しむ姿勢は、驚きでもありオートバイ屋として多くのことを得ました。

カブ110キャンプツーリング

車格、排気量やブランドにはこだわらず、速さより心地よさで走り続ける楽しさで、乗れば乗るほどに、愛着の湧く一台を提供する。そのために独自のメンテナンスやモディファイを行い、トータルバランスとコンディションを整えるという作業には、バイク屋NWJCとしてこだわりを持ってみえます。

今回も市場の動向などにはまったく関係なく、一人のバイク乗りとして、思ったがままに、250のVTR-Fをツアラー仕様に仕上げて、ロングツーリングで実力をチェックするとのこと。その発想は「我が道を行く」という昔からの一貫した独自性は、何も変わっていません。

VTR-Fらいらっく_crop

軽量コンパクトなVTR-Fを走らせることは、ライダーの平均年齢が高くなる一方の二輪業界を考えると、これからのロングツーリングを楽しむうえで、大いに興味があります。その走り具合などを大型バイクと比較して、参考にさせていただければと思っています。

オートバイ屋バイクショップ可児として、NC750XLDの走りを確かめる。ダール製パニアケースの使い勝手や、足回りの状態などを確認する。VTR-Fの走りをチェックする。そして多くのことを実体験して、ライダーとして楽しむことが何よりであると思うと、今回の北海道ツーリングのテーマが見えてきました。

  • 店長:小藤哲朗
  • アフターメンテナンスにおきましても、経験したことをプロとしてユーザーの愛車にフィードバックすることを心がけています。