ストリートトリプルR NWJC仕様で拘りの深さを思い知る

ストリートトリプルR NWJC仕様で拘りの深さを思い知る

2012年11月23日 | ストリートトリプル,トライアンフ

CBR250Rの試乗車のレポートを予告していましたが、先にノースウイングJCさんのトライアンフ ストリートトリプルRツアラー仕様の試乗レポートを掲載したいと思います。

さて先日、ノースウイングJCの高田さんから「トライアンフ ストリートトリプルRを日本的ツアラー仕様にしたよ」 と教えていただき、JCさんのホームページの『明のバイクライフ』に車両レポートがあるということで、記事を拝見。

また、R.B.R.の乳深さんがこの車両に試乗したレポートをご自身のHPに掲載されていると聞き、そちらも拝見。さっそく「ぜひ試乗させてください!」とお願いしたところ、「じゃ ツーリングに行こう!」と快く了解していただきました。

ちなみに乳深さんですが、ノースウイングJCの高田さんを介して知り合い、トラアンフ スクランブラーを楽しむ仲間として、ツーリングなどご一緒させていただいています。

高田さんはホンダNC700X、明君はトライアンフ タイガー800、私はトライアンフ ストリートトリプルRです。すべてツアラー仕様。ロングツーリングを前提としたキャンプ道具を一式積み込んでの、荷物満載テストツーリングへ一緒に出掛けました。

いつも感じる事!

最初はサスペンションが固く、路面を拾いやすいように感じましたが、この季節は、フォークオイルもタイヤも走り始めは冷えて固く感じるので、それに注意を払いながら乗り進めていきます。

すると直ぐにしなやかに動き出し、てとても乗りやすい、それでいてワインディングなどではシャープな動きで、ちょっとハイスピードに乗り続けても安定していて、とても楽しめます。

エンジンコンディションも、以前試乗させてもらった時よりも更に扱いやすく、低速トルクがより太くなっているようです。スタート時などクラッチミートするのにも気を遣わなくて良く、スロットルを開けていけば、トルクの谷もなくギクシャクする事など微塵も感じられないほど、気持ちよく吹け上がっていきます。

明君が云っていたように、ツーリングキャリアだけに荷物を満載するのに比べ、パニアケースに荷物を振り分け、長物だけをツーリングキャリアに積載するとバランスよく低重心になり、車両に何も荷物を載せない状態で走るよりもタイヤの接地感が増します。安定感があり、よりアグレッシブに走れてしまうので、荷物を満載してることを忘れてしまうほどの仕上がりでビックリ!でした。

当店の丸目ストリートトリプルRも、慣らしが終わってからはノースウイングJCさんでアドバイスを頂きコンディションを整えてはいますが、JCさんの試乗車に乗せて頂くと、いつも「何かが違う!」「以前よりさらに良くなっている」を感じ、日々進化されていることを実感します。

何が違うのか?

一般的に各メーカーの専売店や量販店などは、確かに車両のバリエーションは豊富で、デパートのように車両を売ることの拘りを強く感じます。

車両に関しては試行錯誤を繰り返して仕上げることはなく、一般のユーザーと同じようにボルトONで取り付けられるパーツ・用品をインターネットから探しだして、装着テストもしないでこれはいいですよ!とユーザーに販売することが往々にしてあるように思います。

此の事は私自身も反省しきりです・・・。ノースウイングJCさんでは、これはと思われるパーツ・用品は、実際に装着してテストツーリングをし、色々なユーザーの使い勝手などを想定して手を加えて、再度ロングツーリングを楽しみながらのテストを繰り返します。さらに無いものはオリジナルで企画・試作して創り込み、車両にマッチングさせます。これらの作業は、車両を仕上げる上での当たり前の活動になっています。

バイク一台一台に「速さより心地好さで走り続ける楽しさ」という思い入れやコダワリを持ち、それを具現化しながら仕上げるというオートバイ屋は、最近では珍しい存在なのではないでしょうか。

私自身、高田さんと知り合ったのはオートバイ屋を創めた年からの26~27年程のお付き合いですが、いつも言ってみえることが「オートバイ屋がオートバイに乗らなくて何が分るのかな~。スペックやカタログの能書きくらいかな~」です。

兎に角バイクに乗る量が半端でないのです。意志をもって一台を乗り続け、ライダーの目線でその車両のネガティブなところをメカニックの感性で手を加え、また乗って確認、また手を加えての繰り返しで、車両がドンドン乗って楽しめる車両に仕上がっていきます。「俺は小藤さんや明君のように、バイクの問題点をライテクでカバーできるようなテクニシャンじゃないから、問題点を『こんなもんですヨ』と、バイク屋として言いたくない!」

まったく見習いたく、頭が下がる思いです。

  • 店長:小藤哲朗
  • アフターメンテナンスにおきましても、経験したことをプロとしてユーザーの愛車にフィードバックすることを心がけています。